直火式ホットサンドメーカーと電気式ホットサンドメーカーを比較してみました。
ホットサンドメーカーって、直火式と電気式どっちがいいの?
結論から申し上げますと、直火と電気どちらがいいかは「使いたい場所・使い道」によって違います。
まずは直火式と電気式それぞれのメリットをご覧ください。
ここから詳しく見ていきましょう。この記事を読めば、自分に合うのは直火式なのか電気式なのかわかるようになりますよ!
直火式が向いている人・電気式が向いている人
ホットサンドメーカーを使って、「どこで」「何を」作りたいですか?
アウトドアで使うのであれば、コンセントのいらない直火式に限ります。
また、ホットサンドのみを作りたいのであれば直火式をおすすめします。なぜなら、電気式よりコンパクトで軽い上に直感的に使えるので、ホットサンドを作る道具としては直火式で十分だからです。低価格なのも理由の一つです。
では電気式はどうかと言いますと、電気式にしかないメリットもたくさんあります。電気式が向いている方のイメージは「朝の準備をしている間に機械にお任せしたい」方や「子どもと一緒にワイワイ楽しみながら作りたい」という方です。
この記事では、直火式ホットサンドメーカーと電気式ホットサンドメーカーのメリット・デメリットを比較してわかりやすくまとめました。
ご自分に合ったホットサンドメーカーは直火式なのか電気式なのか、しっかり見極めましょう!
直火式ホットサンドメーカーのメリット
まずは直火式ホットサンドメーカーのメリットを見ていきましょう。
直火式のメリット①軽くてコンパクト
電気式と比べて直火式は軽くてコンパクトです。場所をとらないので片づけるのも楽。フックなどに引っ掛けられるものもあり、使わない時も置き場所に困りません。持ち運びするなら直火式をおすすめします。
直火式のメリット②火加減を調整できる
直火式は火加減を調節できるので自分の好きな焼き加減で焼けます。カリッと焼くのもふんわり焼くのも自分次第。「半熟卵にしたいからサッと焼こう」「冷凍チーズ入れたからゆっくり焼いて溶かそう」なんてことができるのも直火式ならでは。焼き加減にこだわりたい方におすすめです。
直火式のメリット③アウトドアで使える
直火式はコンセント不要なので、キャンプやバーベキューなどで大活躍。カセットコンロでも焚き火でもバーベキューグリルでもシングルバーナーでも使えます。
直火式のメリット④丸洗いできる
直火式は丸洗いできるので清潔に使えます。
直火式のメリット⑤丈夫で長持ち
直火式ホットサンドメーカーは丈夫なものが多く、万一落としてしまっても壊れにくいです。特に鉄製ホットサンドメーカーなら、丈夫さではピカイチ(使いこなすのは慣れが必要です)。
直火式のメリット⑥低価格
直火式も価格は様々ですが、全体的に電気式よりも低価格なものが揃っています。
直火式ホットサンドメーカーのデメリット
直火式のデメリット①調理に手間がかかる
火加減の調整が必要だったり、途中でひっくり返す必要があるため、離れることができません。
電気式ホットサンドメーカーのメリット
次に電気式ホットサンドメーカーのメリットを見ていきましょう。
電気式のメリット①調理が楽
直火式と違って機械にお任せできるので調理中に離れることができます。火加減の調整不要で途中でひっくり返す必要もありません。タイマー付きなら放置で完成。焦がしてしまうなどの心配もありません。
料理が不慣れな方におすすめ
例えば一人暮らしを始めたばかりの学生さんや自炊が苦手な方には、電気式ホットサンドメーカーがおすすめです。なぜなら卓上で機械にお任せできるので、「料理作るぞ」と意気込まなくても手軽に作れるからです。
このような料理に不慣れな方には、電気式ホットサンドメーカーの中でも「操作が簡単」「プレート洗いがいらない」タイプがいいでしょう。
おすすめはレコルト プレスサンドメーカープラッドや山善ホットサンドメーカー YSB-S420。電源スイッチのみのシンプル構造、プレートも外れないので拭くだけでOK、という手軽さが料理苦手な方に嬉しいポイントです。
同時進行で他の作業をしたい方におすすめ
また、朝はホットサンドを焼きながらサラダやスープ、他の料理を準備したいという方にも電気式が向いています。直火式だとコンロも一つ埋まりますし、焼き加減を見たりひっくり返したりしながら他の作業を進めるのは大変だからです。
このように色々な作業を同時進行で進めたい方には、「タイマー付き」のホットサンドメーカーがおすすめです。焼きあがったら音が鳴って知らせてくれるので、他の作業がはかどります。
おすすめはBRUNOグリルサンドメーカーやアイリスオーヤマ マルチサンドメーカーIMS-902。どちらもタイマー付きで人気の機種です。
電気式のメリット②可愛い
直火式のホットサンドメーカーはほとんどがブラックかシルバーですが、電気式はポップな色や可愛いデザインのものが多くあります。
電気式のメリット③子どもと一緒に作れる
火を使うのはまだ早いというお子様でも、電気式ならテーブルで一緒に作れます。
電気式のメリット④プレートを交換できる
電気式ホットサンドメーカーは、ワッフルやドーナツ・たい焼き・焼きおにぎり型などの様々なプレートが付属または別売りで出ているものが多くあり、ホットサンド以外にも色々作れます。
電気式ホットサンドメーカーのデメリット
電気式のデメリット①重くて大きい
電気式は直火式と比べて置き場所に困る。持ち運ぶのには向いていない。逆に言うと置き場所がきちんと確保できる方には、いつも出しておけてすぐ使えるので便利です。
電気式のデメリット②コンセントが必要
電気式はコンセントがあるところでないと使えないので、コンセントの位置を考えて置き場所を決めなければなりません。
電気式のデメリット③時間がかかる
電気式は予熱が必要なので、電源を入れてから焼きあがるまでに時間がかかってしまいます。とは言っても放置で仕上がるので時間はそれほど気にならないかもしれません。
電気式のデメリット④火加減の調整ができない
メーカーによっては温度調整できるものもありますが、直火式ほど自由な調整はできません。そのため焼き上がりは一定になり、好みに合わせて調整することができません。
電気式のデメリット⑤丸洗いできない
電気式のプレートは取り外せるものもありますが、機械なので直火式のように水でバシャバシャ全体を洗うことはできません。
電気式のデメリット⑥壊れやすい
機械ものなので故障はつきもの。電源が入らなくなったり、温度センサーが壊れて温まらなくなったり。扱い方によっては取っ手が折れたり留め具が取れてしまったりと、直火式と比べて耐久性に不安があります。
電気式のデメリット⑦価格が高い
直火式のものと比較すると電気式ホットサンドメーカーの方が全体的に価格が高いです。
とはいえ機能にこだわらなければ電気式も1000円台からあります。高機能なものを求めないのであれば直火式と同じか安く手に入れられるものも。
直火式と電気式、どっちが美味しい?
直火式ホットサンドメーカーで焼いたものと電気式ホットサンドメーカーで焼いたもの、どちらが美味しいの?
もちろん好みはありますし種類によっても違いますが、私個人的には直火式で焼いたホットサンドの方が好きです。
なぜならカリッとふんわりが自分の好みに調整できるからです。ふんわりしたのが食べたい時は6枚切りを使って弱火で短めに焼き、カリッとしたのが食べたい時は8枚切りでバター多めに塗ってしっかり焦げ目がつくまで焼きます。
直火式だと、そういう調整がしやすいので美味しいと感じるのかもしれません。
お米も炊飯器で炊いても美味しいですが、直火で炊くとお焦げの具合も調節できますよね。この香ばしさは直火ならでは。というわけで美味しさという点は、好みに合わせられる直火式の方が勝っていると思います。
【直火式】【電気式】のメリット・デメリットまとめ
もう一度それぞれのメリットをおさらいしましょう。
直火と電気、どちらもメリット・デメリットがあります。
ホットサンドを作る上でのそれぞれのメリットを一言でまとめると「直火は美味しさにこだわれる」、「電気はスイッチオンで機械にお任せできる」といったところでしょうか。
ホットサンド以外の料理では「料理系(焼き物・炒め物・揚げ物)が得意なのは直火式」、「お菓子系が得意なのは電気式」という特徴があります。
ご自分が「何をどのように作りたいか」をしっかり想像して、それに合うホットサンドメーカーを選んでください。
迷うようであれば、今まで買ったものを見直してみると自分に合ったホットサンドメーカーがどちらか判断しやすいと思います。
実際私はIH卓上コンロを持っていますが現在は全く使わず、卓上ガスコンロばかり使っています。理由は①重い、②歩くときにコードが邪魔、③温まるまでの時間が長いの3つです。そんな私なので、ホットサンドメーカーも直火式の方が合っています。たこ焼き器も直火のものを使っています。
みなさんはどうですか?
今まで買ったキッチン家電で使っていないものがある方は、電気式よりも直火式の方が合っているかもしれません。
とはいえ電気式も安いのは1000円台からあるので、気になる方はまずはお試しとして購入してみるのもいいでしょう。
機械にお任せできたり、ワッフルなども作れる電気式も魅力的ですよね。中にはたい焼きやドーナツを焼けるホットサンドメーカーもあります。お子さんと一緒にワイワイ楽しみながら作りたいという方には電気式をおすすめします。
ホットサンドメーカー【直火】と【電気】どっちがいい?|結論
繰り返しになりますが、直火と電気どちらがいいのかは「使いたい場所・使い道」によって違います。
アウトドアで使うなら直火式一択ですが、自宅で使うのであれば選ぶ基準は「何を作りたいか」で決めるといいでしょう。
「子どもが喜ぶワッフルもホットサンドも焼きたい」なら電気式、「汚れを気にせず好きな具材でホットサンドを焼きたい」「目玉焼きも焼きたい」なら直火式というように、何を作りたいか想像することが大事です。
そしてそれに合ったホットサンドメーカーを手に入れて、楽しく美味しいホットサンドライフを!